喜八の出来事 73
秋から冬へと変化する山々の風景のなかを走り抜け、道東の現場へと向かう日々が続いています。
白樺の木立の中に建つ家と並行し、家族3人が暮らす住宅のリフォームも先日解体が始まり、いよいよ工事も本番を迎えています。
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この家も築40年は経っているのでは?という歴史を持ち、途中幾度かの増改築を繰り返しつつ可愛らしい佇まいが印象的な住宅で、愛着を持っていらっしゃるご家族にとって違和感はなく新鮮な驚きも感じてもらえるようなプランを心がけ、ようやく着工。
窓外の緑を感じる窓もひとつのてがかりに検討を続けました。
一人娘のマイちゃんもとても楽しみにしてくれて、私たちが持参した模型のなかに「私がいる! パパも! ママも!」と大はしゃぎ。
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次の打合わせの時には、マイちゃんが作った「ブロックの家」も出来上がっていました。
完成後、家族のみなさんに喜んでもらえるように、まずは工事が順調に進むことを願うばかりです。
# by kihachi-hh | 2013-11-22 20:08 | 喜八の出来事
喜八の出来事 72
各地から初雪の便りが届いていますが、喜八でも雪が積もる直前滑り込みで中庭の冬支度を敢行しました。
これだけ寒くなっても赤い実を実らせていたプチトマトも最後の収穫をしてピューレ作りをしたり、窓のルーバーに蔓を伸ばしながら成長したホップも収穫。
こちらは自家製ビールづくりに使いたいと申し出てくれた知人の言葉を信じ、「これが果たして使いモノになるのかどうか…」と少々不安を感じながら、青く若々しい雰囲気だった姿から、すっかり“松ぼっくり”のような姿に変化しているホップをせっせと収穫。
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写真をメールし確認してもらうと「十分使える」との返信。まずはひと安心。途中で作ったホップのリースを飾って、本日の作業は無事に終了しました。
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冬に向かうこの季節、雪に覆われる暮らしへの準備を整えつつ、変わらない今日を迎えられる喜びを実感する時間です。
# by kihachi-hh | 2013-11-12 01:42 | 喜八の出来事
喜八の出来事 71
2週間ぶりの道東。すっかり色づいた山々の表情に秋の深まりを実感しながらたどり着いた現場では、着工して2ヶ月の住宅が上棟し、スケールが分かる状態にまでなりました。
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白樺林に建つこの住宅。1ヶ月前には基礎となるコンクリートが打たれた状態で建物の1/3程度の高さまでしか姿を現していなかったのが、今回は湾曲した屋根までしっかり外郭は感じ取れます。
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ヘルメットを装着し、足場を使って上部へと進んでゆくと色づいたどんぐりの葉や、ずい分と葉を落とした白樺の幹、枝…と自分の目線も高くなり、遠方の湖が秋の陽を受けて輝いているのがはっきりと見えます。
工事は更に2ヶ月は続きますし、まだまだ完成は先なのですが、空間の本質がダイレクトに伝わってくるこの状態、ある意味、建築の力強さがまっすぐに伝わってくる瞬間でもあります。
「これで完成だといいのにな…」と、馬鹿なことを思ってしまう瞬間でもあるのです。
# by kihachi-hh | 2013-10-28 23:00 | 喜八の出来事
2013年 リプランvol.102 2013.10.24
「ウチ庭のある家」がリプランvol.102の「これもコートハウス」の中で紹介されました。
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# by kihachi-hh | 2013-10-24 12:00 | お知らせ
喜八の出来事 70
「出来事69」でご案内していました「仙人の森 音のしずく~音と語りの会」が、昨日無事に終了しました。
10時開場で参加者のみなさんが姿を見せはじめた頃、「わぁ、大きな虹が出ている」という声も聞かれ、「雨じゃなくて良かった」とも言っていたのですが、11時の開演の頃には更に曇天となり、ドシャ降りとはならなかったものの時おり冷たい雨がパラパラと落ちてくる不安定な天気。
阿部和厚(かずひろ)さんの口琴とギターの演奏は、手がかじかんでしまって多少影響があったようすでしたが、雑木林の木々のあいだを縫うように美しい音色が響き、自然の音のようでもありました。
安藤千鶴子さんの朗読「どんぐりと山猫」の最中にも、まるで誰かが「今だ!」と合図を送っているような絶妙のタイミングで風が渉り、鳥がさえずり、臨場感溢れる素敵なひとときでした。
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ランチタイムは、仙人特製スープと塩むすび。温かいスープが冷え切ったみなさんの体に沁みわたったことでしょう。
当初は限定30名と謳っていたのですが、最終的には3歳から103歳のおばあちゃままで、手伝ってくれたボランティアスタッフも含めて60名もの方が集い、森での時間を楽しみました。
寒いなかご参加くださったみなさま、出演者のお二方にとっても、記憶に残る時間となることを願っています。
# by kihachi-hh | 2013-10-14 22:17 | 喜八の出来事


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